建設キャリアアップシステムとは?加入するメリットとかかる費用についてご紹介!

あなたは、建設キャリアップシステムという言葉を最近よく耳にするけれど、一体どういうものなのか疑問に思っていませんか?

「建設キャリアップシステムって何?」

「加入するメリットって何があるの?」

「登録手数料や年会費はどのくらいかかるの?」

そこで当記事では、建設キャリアアップシステムとは何か、加入するメリットやかかる費用について詳しくご紹介!

具体的には、

  • 建設キャリアップシステムとは?
  • 建設キャリアアップシステムに登録するメリット
  • 建設キャリアップシステムの登録料及び年会費

の順でご説明いたします。

3分で読める内容にまとめました。建設キャリアアップシステムの加入を検討しているけれど、まずは詳しく知ってから加入したい!というあなたにおすすめの記事です。ぜひ最後までご覧ください。

建設キャリアップシステムとは?

建設キャリアアップシステムとは?

建設キャリアアップシステムとは、技能者の資格や就業履歴を登録・長期的にデータを蓄積して、個人の技能キャリアの証明に役立つシステムのことです。近年、建設分野における若手入職者離れが加速し、少子化もあいまって建設技能者はどんどん減少傾向にあります。その理由として挙げられるのが、建設業界の待遇や教育体制が悪いイメージが根強いことです。

具体的には、以下の3つがあります。

  • 給料が安く安定しづらい
  • 休みが少ない
  • 技術向上の教育体制が不十分

また、現在の建設業界における年齢層の表もご覧ください。

建設業就業者の現状

29歳以下の割合は全体の約1割程度であり、55歳以上の割合が3割を占めています。

そこで、建設業界の若手育成に国土交通省が積極的に介入し、日本の建設技術を維持し未来につなげようと設立されたのが建設キャリアアップシステムなのです!

建設キャリアップシステムに登録するメリット

建設キャリアアップシステムに加入するメリット

当項目では、建設キャリアアップシステムに登録するメリットについて3者の立場から視点を変えてご紹介いたします。

元請業者

まずは元請業者からの視点で建設キャリアアップシステムに加入するメリットをご説明いたします。

キャリアが一目瞭然で、求めている下請業者とマッチングしやすい

建設キャリアアップシステムに登録している元請事業者は、主な事業概要や技能者の資格および就労履歴といったキャリア情報が蓄積されています。そのため、下請業者が元請業者の情報を閲覧でき、両者が求めている技術や能力がマッチングしやすくなります。

一貫したシステム管理で現場管理の手間を軽減できる

建設キャリアアップシステムに登録すると、技能者ひとりひとりにIDカードが発行されます。技能者が毎日の入退勤ときにIDカードをカードリーダーにかざすことにより、どの現場に行きどのような作業をしたのか稼働状況が自動保存されます。それにより、現場管理の工数が大幅に軽減できるようになるのです。

経営事項審査の加点になる

建設キャリアアップシステムに登録し、カードリーダーの設置等、技能者の就業履歴を蓄積する措置を講じると、以下のような経営事項審査の評点が加点されます。

要件評点
直近事業年度に施工した全ての建設工事(元請工事に限る。)において、CCUS上の現場登録及びカード
リーダー設置等の就業履歴を蓄積するために必要な措置を講じていること
15
直近事業年度に施工した全ての公共工事(元請工事に限る)において、CCUS上の現場登録及びカードリー
ダー設置等の就業履歴を蓄積するために必要な措置を講じていること
10
引用:国土交通省 経営事項審査の改正について ※2023年1月より施行予定

外国人受入事業者は登録が義務化されている

深刻化する建設分野の若手人材不足を補うため近年盛んに行われているのが外国人の雇用です。2021年時点で、建設分野における外国人雇用者数は約11万人となっており、我が国における外国人労働者は今後ますます増えていくでしょう。そして、外国人受入事業者は、建設キャリアアップシステムへの登録が義務化されました。もし外国人を雇用することが見込まれる場合は、事前に受入態勢を整えておけば、いざ外国人を受け入れるときにスムーズに雇用することができます。

事業者

次は、事業者からの視点で建設キャリアアップシステムに加入するメリットをご説明いたします。

見える化評価により若手人材が確保しやすい

建設キャリアアップシステムに登録すると、会社の主な事業概要や社会保険加入状況、技能者の資格や就労履歴データが蓄積されていきます。若い世代は、自身のキャリアプランを見据えて就労先を選びますので、情報の管理が行き届かず人事評価が不透明な会社で働きたいとは思わないのではないでしょうか。建設キャリアアップシステムによる見える化評価で若手人材が確保しやすくなります。

元請業者から信頼され自社のキャリアをアピールできる

技能者の資格や就労履歴、社会保険加入状況などのデータがあれば、視覚による自社のキャリアをアピールできます。客観的に会社の強みとアピールポイントが明確化できるので、元請会社から信頼されやすく仕事のマッチングもしやすくなります。

システムで一貫管理されるので面倒な事務作業が軽減できる

建設キャリアアップシステムに登録すると、技能者ひとりひとりにIDカードが発行されます。技能者が入退勤ときにIDカードをカードリーダーにかざせば、日々の就労履歴が自動保存されていきます。就労履歴はシステムが一貫して管理しますので、勤怠表の記入や給与締め計算など面倒な作業に追われることがなくなります。こういった事務作業が大幅に軽減されることが大きなメリットです。

建設業界の技術・待遇を維持するパイオニアになれる

建設キャリアアップシステムに登録することにより、公正なデータが蓄積されていくので継続するほど元請業者から信頼されやすくなり、仕事の受注につながりやすくなります。会社の業績が上がれば技能者の待遇や福利厚生にも還元できます。業績基盤や将来性が安定していることをアピールすれば、若い世代の関心も引くことができ、優秀な人材が集まりやすくなります。こういった相乗効果により、建設業界の技術と待遇を維持牽引する先駆者となることができるのではないでしょうか。

技能者

最後に、技能者の視点から建設キャリアアップシステムに加入されるメリットについてご説明します。

待遇アップが期待できる

建設キャリアアップシステムに登録すれば、習得した技能や建設分野に従事した期間が一目瞭然になります。客観的なデータがあれば、あなたのキャリアを自信を持って会社に主張でき、待遇アップが期待できます。

これまでの建設業界では、

  • 昇給条件が不明確
  • 休みが少ないうえに取りづらい
  • 社会保険に加入してもらえない

といった問題が根強くありました。そのような問題も、今後解決しやすくなるのではないでしょうか。

積み重ねてきたキャリアを証明できる

自分の記憶だけでは、これまで培った経験や習得した技能を全て把握し、相手に正しく伝えるのは難しくないですか?また、転職などにより勤務先が変わるほど、積み上げてきたキャリアを証明することは至難ではないでしょうか。しかし、建設キャリアアップシステムに登録されたデータは消えることはありません。つまり、自分で証明しなくても積み重ねてきたキャリアを証明することが可能となるのです。

建退共掛金がもれない

建設キャリアアップシステムに登録すれば、あなたの就労履歴が全て残りますので建退共掛金がもれるということはありません。国土交通省でも建退共制度と建設キャリアアップシステムの連携を推奨しており、退職金給付の徹底と事務作業の効率化を図っています。

建退共制度と建設キャリアアップシステムの連携について 

建退共制度の電子申請方式の導入に伴って、建設キャリアアップシステムで蓄積される就業履歴をデータ連携により掛金充当に活用し、 退職金給付の徹底と事務の効率化につなげていただくことが可能となります。 特に公共工事については、電子申請方式の導入に伴い、公共工事における適正履行と一体で建設キャリアアップシステムの活用を促進しています。電子申請方式のみの活用も可能ですので、積極的にご活用ください。

引用:国土交通省 建設市場整備

建設キャリアップシステムの登録料及び年会費

建設キャリアアップシステムの登録料は

当項目では、建設キャリアアップシステムの登録料および年会費についてご紹介します。

<事業者登録料>

登録有効期間は5年間であり、継続するには更新が必要となります。

資本金手数料
一人親方0円
個人事業主または500万円未満6,000円
500万円 ~ 1,000万円12,000円
1,000万円 ~ 2,000万円24,000円
2,000万円 ~ 5,000万円48,000円
5,000万円 ~ 1億円60,000円
1億円 ~ 3億円120,000円
3億円 ~ 10億円240,000円

<管理者ID利用料>

管理者ID利用料とは、事業者が建設キャリアアップシステムの情報を管理する手数料のことです。こちらは毎年更新手数料がかかります。

  • 1IDあたり11,400円(ひとり親方は2,400円)

<技能者登録料>

一人あたりにかかる手数料であり、有効期限は発行日から発行9年経過後最初の誕生日までとなります。なお、申請時60歳以上の方の有効期限は同14年目の誕生日まで、本人確認書類未提出者は同2年目の誕生日までが有効期限です。

申請方法登録料
インターネット簡略型2,500円
インターネット詳細型4,900円
認定登録機関詳細型4,900円

建設キャリアアップシステムの登録申請代行は当事務所にお任せください

歩くユキマサくん

当記事では、これからますますニーズが広がる建設キャリアアップシステムについて詳しくご紹介しました。建設分野の若手人材不足が深刻化している今、

  • 待遇や福利厚生が充実しキャリアプランを描きやすい会社であることをアピールできる
  • 見える化評価で他社との差別化を図れる

といったメリットがある、建設キャリアアップシステムへの登録をご検討してみてはいかがでしょうか。とはいっても、登録するには添付しなければならない書類を集めたり、それらを申請する手続きをしたりと手間と時間がかかります。そこで、建設キャリアアップシステムの登録を他者にお願いしたいというときには、建設キャリアアップシステム登録事業者である当事務所が責任をもって申請代行いたしますのでぜひお任せください。詳しい情報についてはホームページに記載していますので、みなさまのご連絡をお待ちしております。

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